松江の秋の光のイベント「松江水燈路(まつえすいとうろ)」

堀川沿いに並ぶ行燈。松江の秋の夜を美しく彩る。
堀川沿いに並ぶ行燈。松江の秋の夜を美しく彩る。

(2017年11月1日更新)

「松江水燈路(読み方:まつえすいとうろ)」は、松江の秋の風物詩。松江城周辺がライトアップされる幻想的な光のイベントです。

松江水燈路 公式サイト

期間中は、松江城やその周辺に多くの行燈が並べられ、美しい風景を楽しむことができます。このページでは、松江水燈路の魅力・見どころについて詳しく紹介します。

松江水燈路の名前の由来

「水辺の路(松江城のお堀端)に、行燈を並べる光のイベント」ということから「水燈路」と名付けられました(よく間違われますが、「水灯路」ではありません)。

ちなみに、会場に並べるのは行燈(あんどん)で、燈籠(とうろう)は使いません。言葉の響きから、お盆の「燈籠流し」と混同し、「水燈籠」「水灯籠」と間違われる方も多いようです。

松江水燈路の見どころ

松江城 二の丸・上の段

二の丸に並べられた行灯と松江城天守閣。松江水燈路を象徴する光景(松江水燈路 2016)
二の丸に並べられた行灯と松江城天守閣。松江水燈路を象徴する光景(松江水燈路 2017)

水燈路期間中は平日・土日問わず、二の丸上の段に行燈が並べられます。

週末は多くの人が訪れますが、平日は静かな雰囲気で、デートスポットとしても人気のようです。

手作り行燈

並べられる行燈は市民の手作り。毎年、行燈のデザインコンテストが行われ、優秀作品は表彰されます。

アーティスト行燈・屏風型行燈

市内外の作家さんがデザインしたアーティスト行燈や、松江総合ビジネスカレッジ・Webデザインコースの学生さんが制作した幅15メートルの巨大屏風型行燈も目を引きます。

二の丸に設置された個性あふれるアーティスト行燈(2017年 二の丸上の段にて)
二の丸に設置された個性あふれるアーティスト行燈(2017年 二の丸・上の段にて)
興雲閣の前に置かれた巨大屏風型行燈(2015年 松江城二の丸・上の段にて)
興雲閣の前に置かれた巨大屏風型行燈(2015年 二の丸・上の段にて)

水燈路ムービー~松江城二の丸編

ライトアップされた天守閣をバックに見る行燈の明かりはとても厳かです。

塩見縄手

堀川遊覧船の夜間運行
堀川遊覧船の夜間運行。スローシャッターで撮影(2017年 塩見縄手にて)

期間中の土日には、お堀端の通り(塩見縄手)は通行規制が敷かれ、行燈が道を照らします。

年間を通してこの時期だけ、堀川遊覧船の夜間運航が行われます。照明が積まれた「光船」が水面を照らします。船上から眺める行燈の明かりもまた格別です。

水燈路ムービー~塩見縄手編

武家屋敷

武家屋敷~松江水燈路

水燈路の時期に合わせ、武家屋敷が無料開放されます。竹林がライトアップされ、様々な形の行燈が並べられます。

武家屋敷の行燈 (松江水燈路 2015)

武家屋敷には松江城周辺とは違った形の行灯が並べられ、水燈路の隠れスポットとして人気です。

人を照らす光

暗闇を照らす行燈の幻想的な光。そこに浮かび上がる人の姿が、水燈路の魅力のひとつでもあります。

松江着物時間 in 松江城(松江水燈路2015)
行灯の光に照らされる女性(松江着物時間〜2015年 松江水燈路)

「和」のテイスト溢れるイベントであり、着物姿が映えます。

松江城二の丸・上の段の井戸端で撮影(2017年 松江水燈路)

着物女子・江畑さんとのコラボ企画「松江着物時間」。着物女子が松江の見どころを紹介するという自主企画です。2015年と2017年に水燈路で撮影を行いました。

恒例イベント

松江水燈路で毎年行われている恒例イベント。水燈路を盛り上げてくれます。

点灯式

開催期間の最初の土曜日(メイン開催の初日)に大手前で開催される、松江水燈路の開会を宣言する式典です。

松江市長や市民の代表が遊覧船乗り場に作られたステージに登壇し、司会の方のカウントダウンに合わせてスイッチを押すと、光船が一斉に点灯。松江城の石垣を照らし出します。

点灯式 ムービー(2015年水燈路)

島根県庁庭園水燈路「結いとうろ」

2017年 結いとうろ
堀川の水面に映る庁舎の姿が美しい(2017年 結いとうろ)

2013年から始まった県庁ライトアップイベント「結(ゆ)いとうろ」。松江水燈路の関連企画ということから、水燈路(すいとうろ)にちなんで、「結いとうろ(ゆいとうろ)」と名付けられています。

期間限定で県庁庁舎と庭園がライトアップされます。LED照明で数はおよそ200個。

島根県:県庁庭園水燈路(結いとうろ)(トップ / 観光 / 観光振興 / 観光 / 県庁庭園水燈路(結いとうろ))

また、県庁庭園には約300個の行灯が並べられます。これらの灯りは県職員有志の皆さんの手によって設置されています。

2017年 結いとうろ
県庁庭園に並べられた行灯(2017年 結いとうろ)

松江城からカラコロ工房の動線に、「あかりのみち」をつなぐという思いもあるそうです。

庁舎のライトアップを見ることができるのはなかなかない機会。期間中はカフェブースの出店もあり、「結いとうろ」には毎年多くの来場があります。

県庁庭園の大きなケヤキの木の下では、ライブイベントが催されます。

結いとうろライブ ムービー

光と音の演出を楽しむイベント「いにしえの光と音」~展示最終日の特別プログラム

松江城二の丸・上の段で催される「いにしえの光と音」(松江水燈路 2016)
松江城二の丸・上の段で催される「いにしえの光と音」(松江水燈路 2016)

水燈路最終日には、和傘のライトアップとキャンドルデコレーションが二の丸上の段に展示されます。

いにしえの光と音ムービー

  • empfangen-candle(キャンドルデコレーション)
  • 和傘工房初音(和傘ライトアップ)
  • 尼子太鼓(太鼓演奏)

堀尾吉晴公が松江城を築城する前、出雲国一帯を治めていたのは広瀬・月山富田城を本拠とした尼子氏。その後、月山富田城の城主は毛利氏、堀尾氏と移り変わり、最終的に堀尾氏は居城を松江城に移します。

そういった歴史もあって、尼子太鼓の皆さんは毎年水燈路最終日に松江城で演奏を続けているんだそうです。

尼子太鼓ムービー

準備風景

タイムラプス動画で撮影した、水燈路の行燈設置と火付けの様子。毎年、水燈路の美しい光景を楽しむことができるのは、ボランティアスタッフの皆さんのご尽力があればこそ。

松江水燈路 準備風景ムービー

公式テーマソング「水燈路に行きましょう」

2014年に市民公募によって決定された公式ソング「水燈路に行きましょう」。水燈路期間中、松江城二の丸ではこの曲がBGMとして流されています。

2015年に、松江城興雲閣で演奏された、親子デュオ・まい&れいれいのお二人による歌なしバージョン。

水燈路公式ソング「水燈路に行きましょう」by まい&れいれい(松江城・興雲閣)

松江水燈路 市民会議

2014年、松江水燈路を市民参画型のイベントにするため、「松江水燈路 市民会議」が発足しました。

松江水燈路は、松江城を中心に秋の城下町松江を彩るライトアップイベントです。
松江水燈路では、お客さまにとっても関係者にとっても「よかった!」と思えるイベントとなるよう、水燈路や城下町松江の雰囲気に合う市民企画イベントを募集しています。

水燈路で企画をしてみたい人や松江愛、水燈路愛にあふれた人、興味のある人など、お気軽にご参加ください。また、小学生や大人まで年齢は不問です。
今回の会では、企画を提案していただくにあたっての説明と、参加者同士のコラボが生まれる場をつくります。

via:[神在月]松江水燈路 2015年10月1日~10月31日|島根県松江市観光イベント

「チーム水燈路」として市民企画を募集。様々な企画が提案され、それぞれがコラボし、期間中は会場で市民による多くのイベントが開催されました。

私は、市民会議の発足当初からメンバーとして関わっています。

毎年、春に企画の募集が行われ、初夏の時期に企画ミーティング、開催直前に企画発表会が開催されます。

松江水燈路写真展

市民会議の関連イベントとして、2014年から毎年、松江歴史館や島根県民会館で水燈路写真展を開催。写真展示を通して松江水燈路の魅力をPRしています。

水燈路広報チーム

また、2017年からは市民会議の中に様々な部門を担当するチームが立ち上がりました。私は、広報チームのメンバーとして、SNSを使ったPR活動に携わることになりました。

このハッシュタグ企画に合わせて、こんな記事も投稿しました。

「松江水燈路」は、私自身にとって思い入れ深い観光イベントです。これからも、いろんな形で関わって行きたいと思っています。

松江水燈路公式SNSアカウント

松江水燈路は、Facebook・Instagram・Twitterといった主要SNSで公式アカウントを開設しています。フォローして最新情報を入手してください。

関連記事

過去にブログに投稿した水燈路関連の記事です。

松江水燈路まとめ

開催期間中に撮影した写真やSNSの投稿を、年ごとにまとめています。

松江水燈路フォトギャラリー

私が水燈路で撮影した写真記事の一覧です。

松江水燈路の撮影方法

「水燈路の写真を綺麗に撮る方法を教えて欲しい」という声を多数いただいていたので、こんなページを作ってみました。水燈路の写真を綺麗に撮ってみたい方、ご参考ください。

松江水燈路 公式サイト

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浄土真宗本願寺派 順光寺の副住職。
写真家僧侶として、作品を通し「いのちのつながり」「いのちの大切さ」を伝えています。
島根県松江市を拠点に、フォトグラファー、Webデザイナー、グラフィックデザイナーとして活動。地元・松江の魅力を写真で発信しています(» 制作実績)。
また、「お寺は地域と共にあるもの」という思いから、地域のまちづくり活動にも積極的に参加しています。
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