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万年筆ユーザーがモレスキンの代わりに使えるハードカバーノート

万年筆ユーザーを悩ませる「モレスキンの万年筆裏抜け問題」。

モレスキンは、わりと良いお値段がするので、愛用の万年筆が使えないのは辛いですよね。

なぜモレスキンの裏抜けは改善されないのか?

理由① 値段の上昇を防ぐため

紙質の改善するために設備投資をすれば、当然価格に反映せざるを得ません。

ただでさえ高額なノートなのにさらに値が上がれば、離れるユーザーが出てくるのをメーカーは懸念しているのかも。

理由② モレスキンは最初から万年筆ユーザーをターゲットにしていない

モレスキン公式サイトにはこう書かれています。

The paper in Moleskine products is perfectly suited to the inks in Moleskine pens and the major ballpoint and roller gel pens.

via:Moleskine – myMoleskine

(リンク先のフォームで、「① Quality Control」→「② What pen can I use on Moleskine paper?」と選択すると現れるメッセージ)

「モレスキン製品の紙はモレスキンペンのインク及び主要なボールペンとローラーゲルペンに最適です」とのこと。

メーカーも万年筆は推奨していないようです。このハードカバーのノートに万年筆で書きたいのに…

理由③ とりあえず現状で売れている

モレスキンのマーケティング戦略は、他のノートメーカーの追随を許さないものがあります。ゴッホ、ピカソ、ヘミングウェイから愛されたという宣伝文句でブランド力を高めています。

(実は、この時期にいろんなメーカーから、同じような形のハードカバーノートが販売されいたのが真相らしいです。あたかも彼らがモレスキン「だけ」を使っていたかのように宣伝されていますが…)

また、スターウォーズ、コカ・コーラ、ドラえもんなどとのコラボ商品でヒットを飛ばしています。

実際売れているのであれば、特に紙質を改善しなくても良いとメーカーは考えているのかも。

モレスキンの「売り」は紙質ではなく、堅牢さ

「高級わら半紙」と揶揄されるモレスキン。とはいえ、ハードカバーの便利さは多くの人が認めるところ。

撥水加工された硬い表紙で覆われているので、屋内屋外を問わずどこでも使えます。

また、モレスキンは表紙が頑丈なうえ、綴じもしっかりしているので、堅牢で長い期間の保管もしやすいです。

私は、自宅ではライフのノーブルノートを使っていました。
ただ、ノーブルノートには裏抜けしない良質な紙が使われていますが、表紙が薄くてすぐボロボロになってしまうため、持ち出しには不向きです。

ハードカバーの利点

頑丈でノート自身が崩れない

ハードカバーノートの良さは、頑丈であること。

厚く丈夫な表紙で覆われているので、バッグの中やポケットの中に入れたり、多少乱暴に扱ったりしても型崩れしません。

机がなくても書ける

アイディアが閃いた時、大事な用事をすぐにメモに取りたい時、机がなくて書きにくい…そんな経験はありませんか?

例えば、銀行の待ち時間、電車やバスでの移動中、駅の待合などなど。

ハードカバーのノートは、表紙が固く、下敷き代わりになるので、その場で立ったままでも書けます。

ということで、万年筆ユーザーがモレスキンの代わりに使えるハードカバーノートを紹介します。

アピカハードカバーノート

モレスキンと同じようなサイズ・ページ数で、万年筆で書いても裏抜けしないノートを探し続けたところ、「アピカ プレミアムCDノート ハードカバー」というノートを見つけました。

モレスキンとの比較

コストパフォーマンスが高い

ハードカバーノートはどうしても高くなる傾向にありますが、それでもモレスキンよりは安く上がります。

万年筆で書いても裏抜けしない

モレスキンのような裏抜けはありません。インクフローの多い万年筆でも安心して書けます。

モレスキンとほぼ同じサイズ

B7サイズのアピカハードカバーは、縦12.8cm×幅 9.2cm。モレスキンポケットは、縦18.5cm、幅9.5cm。

モレスキンポケットとほぼ同じ幅で、長さが少し短い。上着のポケットに入る大きさです。

モレスキンと同じページ数

アピカハードカバーもモレスキンポケットも192ページ。

ある程度ページ数があると、後から見直せる期間が長いのがメリットです。

頻繁に買い換える必要もなくなります。

取り外し式のゴムバンド

モレスキンと違ってゴムバンドは取り外し式。私が購入した黒表紙のものにはワインレッドのゴムが付属していました。

バンドがあると、カバンの中でノートが開いて中身がボロボロになるのを避けることができます。

取り外し式なので、万年筆と一緒に留めておけるのが便利です。

探し求めていた万年筆対応のハードカバーノート

ようやく万年筆と一緒に使えるポケットサイズのハードカバーノートに巡り合えました。

これからしっかり使っていきたいと思います。


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